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前回は「美しい女性」をテーマに取り上げました。
「美しさ」とは人間だけでなく、物や風景、場面などにも当てはまります。
そしてその「美しさ」は、時に何らかの力によって汚されることがあります。

景観特区」というものをご存じでしょうか。
美しい街並みを守り続けるため、その街の景観を損なう原因になる屋外広告物を撤去することができる地域のことです。屋外広告物とは立て看板や旗、張り紙などのこと。情緒あふれる美しい街並みに、不動産や風俗、ヤミ金融などの張り紙があるのはどう考えてもミスマッチです。せっかくの美しい街がこの広告によって汚く見えてしまいます。奈良県奈良市、岐阜県岐阜市、岡山県倉敷市がその地域に認定されおり、まだまだ先は長いようですが、美しい街並み景観を維持するための努力が続けられています。

その「景観特区」なるものを、是非とも別のジャンルに活用して頂きたいと僕は切に願っています。それは、プロスポーツ界におけるユニフォームです。

現在、日本では野球やサッカー、バレーなど様々なプロスポーツが行われています。最高レベルの技術やパワーを披露するその舞台は美しく、輝いて見えます。しかし近年、その美しい舞台を演出する選手には、全く関係のない企業のロゴや名称を体中にペタペタ貼られている状態。球団はテレビに映りやすい場所(ユニフォームのど真ん中やヘルメットの横など)に広告を載せ、「スポンサー」という企業から多額な広告料を貰っています。美しい舞台や歴史的なシーンに、チーム名とは全く違う企業名がドーンと入り込んでくると、見ている方の気分は冷めます。興奮するシーンも萎えてしまいます。

例えば、浦和レッズの闘莉王が歴史に残る素晴らしいディフェンスをしても、胸には「vodafone」のマークがあり、パンツには「SEGA」のロゴが入っています。広島カープの前田智徳が天才的なバットコントロールを魅せても、ヘルメットには「新型プレマシー」という車の広告があるのです。これでは美しいシーンも台無し。「結局はカネか」という思いになってしまいます。昭和34年、長嶋茂雄氏の最高のプレーである「天覧試合でのサヨナラホームラン」の際、もしヘルメットに「新型プレマシー」の広告があり、パンツに「SEGA」のロゴがあったら、感動は少なからず薄れていたことでしょう。

余談ですが、2003年の横浜ベイスターズのヘルメット広告は、なんと「世界陸上」だったんですよ。いくらTBSが親会社だからといって、プロ野球の試合で陸上の宣伝をするのはアホとしか言いようがありませんね。

「景観特区」を是非ともプロスポーツ界に応用し、カネのイメージがプンプン臭うユニフォームを美しくして頂きたい。選手は広告代理人でも広告媒体でもなく、美しいシーンを魅せ観客を喜ばせる人間なんです。何としてでも収入を得ようとする球団の姿勢は大事ですが、歯止めがかからなくなってしまうと怖い気がします。特にプロ野球で言えば、年俸にカネを使いすぎているからこういうことになるんです。現在の支出をできる限り見直し、入場料での収入を最優先に考えるべきです。現在のスポーツ産業ですぐにこの「景観特区」を導入するのは難しいでしょうが、この広告を「当たり前のもの」と考えるのではなく、「経営を凌ぐ一時的な策」と認識して頂きたい。ユニフォームの美しさがどれほど重要かを、僕は球団に分かってほしい。より美しいシーンをファンは見たいのです。

少しでも球団経営に貢献し「景観特区」を実現してもらうため、
今週も球場に足を運ぼうと思います。
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2005.05.31 | スポーツ | トラックバック(1) | コメント(0) |

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