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「全フロア禁煙になりました」「終日禁煙です」
そんな張り紙を見る機会も多くなった。歩きたばこに罰金を科す地域や国も増えており、愛煙家は肩身の狭い思いをしている。嫌煙者は「たばこなんて消えて無くなればいい」「百害あって一利なし」などとヒステリックに声をそろえ、中には「たばこなんて犯罪だ!」という人も。まるでこの世にはびこる悪魔のような扱いだ。

しかし日本には喫煙者がまだまだ存在する。言葉を借りれば「悪魔だらけの国」なのだ。このまま嫌煙運動を見守っていけば、悪魔は徐々に減少するだろう。しかしその悪魔も一種の文化であり、気分転換などの存在価値を感じる人も多い。マナーの悪さは確かに気になるが、頭ごなしにたばこを否定せず、この悪魔と快適に共存できる手段も考えてみてはどうか。

日本の喫煙者数は約3,000万人。これは本州以外の3島(北海道・九州・四国)の合計人口にほぼ等しい。悪魔と共存する手段を提案するならば、喫煙者は北海道・九州・四国に、禁煙者や嫌煙者は本州に、完全に分かれて生活するのはどうだろう。

これぞ、究極の分煙である。

本州では全域でたばこの販売を禁止し、たばこの自動販売機や公衆灰皿を一つ残らず排除する。そして喫煙した者にはウン十万円の罰金を科す法律を制定。テレビで喫煙シーンを流す場合は、必ず「本州での喫煙は禁止されています」というスーパーを入れる。「禁煙島」の誕生である。

一方、「喫煙島」である北海道・九州・四国では、そこらじゅうに自動販売機と灰皿を設置。禁煙スペースなどもちろんなく、「どんどん吸ってください」と言わんばかりの環境をつくる。ただしポイ捨てや健康への悪影響など、あらゆる問題を放ったらかしにはしない。ポイ捨てに対する罰金、定期検診の義務づけ、ニコチン排出ガムの低価格販売など、集中的な対策を施し、“何でもアリ”な喫煙社会にさせないよう努力する。

もちろん健康的にも環境的にも、たばこは吸わない方が良い。そう考えるとこの政策は、喫煙者を尊重すると同時に、減少させるものでもあるべきだ。そこで、もともと北海道・九州・四国に住む嫌煙者・禁煙者には、本州への移住補助金を交付し、「禁煙島」へ引っ越ししやすくさせる。

このような概要で、「究極の分煙政策」はスタートする。

大阪在住のある4人家族。ヘビースモーカーである40歳手前の会社員Kと、たばこを嫌がる妻と娘2人。娘は上が中学2年生で、下が小学6年生。育ち盛りの娘たちに副流煙を吸わせたくないと、妻と娘は以前からKに禁煙を訴え続けている。しかしKは我慢できず、マンションのベランダで細々とたばこを吸う。多くの家庭で見られる光景である。

そんな一家に、「究極の分煙政策」の話が飛び込んでくる。これからもたばこを吸い続けたいKは、北海道・九州・四国のどこかに転勤・引っ越しを提案する。しかしもちろん家族は猛反対。「なんでお父さんのたばこのために引っ越さなアカンの?」と娘。どうしても吸いたいのなら単身赴任しろとのことだ。金銭面や家族と離れる寂しさを考えると、このまま大阪で禁煙生活を送る方が良いのかもしれない。悩み抜いた末、Kはしぶしぶ禁煙を決意する。

家族を犠牲にするならば 禁煙しましょう ホトトギス  
詩にするとこんな感じか。

現在の嫌煙運動のように、頭ごなしにたばこを否定し喫煙者を追い込むことは、必ずしも得策とは言えない。このような政策とまでは言わないが、喫煙者との快適な共存を目指すことが、おのずと喫煙者の減少につながっていくのではないだろうか。
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2005.07.28 | 世の中 | トラックバック(4) | コメント(10) |

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