2005-09.26 Mon映画バトン[世の中]
Time[22:12] Comment[0] Trackback[2]
以前、ミュージカルバトンというものが回ってきて、自分にまつわる音楽のことを書きましたが、先日、今度はMovie baton(映画バトン)なるものがUUYさんから回ってきました。せっかくなんで、やってみたいと思います。このネット社会にはまだまだいろんなバトンが回っているみたいですね。「思い出バトン」「トラベルバトン」「バイクバトン」「夢バトン」「カレーバトン」・・・。もう何でもバトンにしちゃってる感じですな。実はこの「映画バトン」以外にも2本のバトンを頂いているのですが、それはまた今度。
★一年に何本映画を見ますか?★
20本くらい。
映画館で観るのは年間5〜6本程度で、ほとんどはDVDを借りて家で観ます。
★初めて見た映画★
【ボディーガード】 0点
この映画はひどかった・・・。点数を付けると1点、いや0点ですね。その頃僕はまだ子どもだったのですが、それでも最初の数分でストーリーが読めてしまいました。大ヒット映画だったので、子どもながらに期待してみていたんですが、あまりにもそのままなストーリーだったのでショックを受けました。「映画ってこういうもんなんや」と思い、しばらくは映画を観なくなったことをよく覚えています。
★最近見た映画★
【魔女の宅急便】 9点
こないだテレビでやってたのを観ました。この映画を観たのはこれで3度目ですが、それでも見入ってしまいました。この映画はジブリの中ではダントツで好きな映画。子どもから大人へと成長していく心境が様々な形で伝わってきて、何とも言えない切ない気持ちにさせてくれます。主題歌のユーミンの曲もマッチしていて、素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
★好きな監督、俳優★
特にいません。同じ監督でも好きな作品と好きじゃない作品があります。俳優も同様。だから特に決まって好きな人はいないです。あまり好きじゃない俳優ならいるんですけど。
★好きなジャンル★
ヒューマンドラマみたいなやつは好きです。登場人物の心境とかをずーっと考え込んでしまうようなやつ。しかも、話の規模が小さい映画がいいですね。「宇宙人がどうした」「魔法がどうした」とかよりも、「オカンがどうした」「犬がどうした」みたいな、狭い世界で進んでいく物語が好みです。
★思い入れのあるベスト5★
【ライフ・イズ・ビューティフル】 10点
過去に観た映画ではナンバーワン。僕の人生に対する考え方が、ある程度定まったきっかけになった映画のような気がする。
【顔】 8点
藤山直美の演技力に敬服。彼女のパワーに引き込まれ、気が付けば映画が2時間が過ぎてました。福田和子受刑者死去のニュースを聞いた時、この映画を思い出しました。
【大阪物語】 6点
池脇千鶴にハマるきっかけとなった映画。この頃からめちゃめちゃかわいかった。映画としてはまずまずです。とにかく池脇千鶴がかわいい。
【シティ・オブ・ゴッド】 9点
この映画はすごい。ブラジルの貧民街で暮らす子どもたちの日常が、かなりリアルに描かれてます。伝わってくるパワーが半端じゃない。ぜったい観て損はない映画です。
【キリクと魔女】 9点
フランスの一風変わったアニメ。世界感や絵のタッチがめちゃめちゃツボでした。初めて映画のDVDを買ったのがこれ。不思議な世界にハマってしまいます。
★憧れの映画ヒーロー(ヒロイン)★
やっぱ、ライフ・イズ・ビューティフルのロベルト・ベニーニですね。あれこそ本物のヒーローです。僕の心の中にはいつもあの映画の彼がいるといっても過言ではありません・・・というのはさすがに過言ですね。
★一年に何本映画を見ますか?★
20本くらい。
映画館で観るのは年間5〜6本程度で、ほとんどはDVDを借りて家で観ます。
★初めて見た映画★
【ボディーガード】 0点
この映画はひどかった・・・。点数を付けると1点、いや0点ですね。その頃僕はまだ子どもだったのですが、それでも最初の数分でストーリーが読めてしまいました。大ヒット映画だったので、子どもながらに期待してみていたんですが、あまりにもそのままなストーリーだったのでショックを受けました。「映画ってこういうもんなんや」と思い、しばらくは映画を観なくなったことをよく覚えています。
★最近見た映画★
【魔女の宅急便】 9点
こないだテレビでやってたのを観ました。この映画を観たのはこれで3度目ですが、それでも見入ってしまいました。この映画はジブリの中ではダントツで好きな映画。子どもから大人へと成長していく心境が様々な形で伝わってきて、何とも言えない切ない気持ちにさせてくれます。主題歌のユーミンの曲もマッチしていて、素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
★好きな監督、俳優★
特にいません。同じ監督でも好きな作品と好きじゃない作品があります。俳優も同様。だから特に決まって好きな人はいないです。あまり好きじゃない俳優ならいるんですけど。
★好きなジャンル★
ヒューマンドラマみたいなやつは好きです。登場人物の心境とかをずーっと考え込んでしまうようなやつ。しかも、話の規模が小さい映画がいいですね。「宇宙人がどうした」「魔法がどうした」とかよりも、「オカンがどうした」「犬がどうした」みたいな、狭い世界で進んでいく物語が好みです。
★思い入れのあるベスト5★
【ライフ・イズ・ビューティフル】 10点
過去に観た映画ではナンバーワン。僕の人生に対する考え方が、ある程度定まったきっかけになった映画のような気がする。
【顔】 8点
藤山直美の演技力に敬服。彼女のパワーに引き込まれ、気が付けば映画が2時間が過ぎてました。福田和子受刑者死去のニュースを聞いた時、この映画を思い出しました。
【大阪物語】 6点
池脇千鶴にハマるきっかけとなった映画。この頃からめちゃめちゃかわいかった。映画としてはまずまずです。とにかく池脇千鶴がかわいい。
【シティ・オブ・ゴッド】 9点
この映画はすごい。ブラジルの貧民街で暮らす子どもたちの日常が、かなりリアルに描かれてます。伝わってくるパワーが半端じゃない。ぜったい観て損はない映画です。
【キリクと魔女】 9点
フランスの一風変わったアニメ。世界感や絵のタッチがめちゃめちゃツボでした。初めて映画のDVDを買ったのがこれ。不思議な世界にハマってしまいます。
★憧れの映画ヒーロー(ヒロイン)★
やっぱ、ライフ・イズ・ビューティフルのロベルト・ベニーニですね。あれこそ本物のヒーローです。僕の心の中にはいつもあの映画の彼がいるといっても過言ではありません・・・というのはさすがに過言ですね。
2005-09.12 Mon一党独裁の恐怖[世の中]
Time[22:40] Comment[3] Trackback[4]
これほどまでとは思わなかった。私は以前から郵政民営化には賛成で、今回の選挙でも自民党をある程度支持していたのだが、ここまでくると少し恐怖感すら感じてきた。恐らく多くの人がこれほどの圧勝を想像していなかっただろう。
自民党の勝因はただ一つ。小泉総裁のメディア活用の巧さである。8月8日の衆議院解散以来、小泉総裁は徹底して総選挙を「郵政民営化を問う選挙」と位置づけてきた。「イエス」か「ノー」か、一つのことだけが焦点になる解散・総選挙はメディアの食いつきも良い。造反者を容赦なく切り捨てていく方針など、マスコミの格好の餌食になるネタもある。メディアは小泉総裁を批判することもかなりあったが、同時に小泉戦略ばかりに焦点を合わせることになった。さんざんメディアから小泉総理の声を聞いた有権者は、言い方は悪いがマインドコントロールのように、今回の選挙は「郵政民営化を問う選挙」であるという認識を植え付けられた。「そうではない」と民主党をはじめ野党が訴え続けたが、それに勝る話題性もなく、勝負にはならなかった。公務員の優遇が痛烈に批判されるこの時代、具体的内容は議論の余地があるが、郵政事業は民営化すべきだという有権者は間違いなく多い。その有権者が、「郵政民営化賛成」の肩書きを持つ与党の候補者にそのまま投票したのだろう。さらに、「刺客」「くの一」「マドンナ議員」など、マスコミがおもしろおかしく取り上げそうな戦略を次々に実行し、自民党はメディアを支配した格好になった。国民はメディアを通し、小泉総裁の強引さを知るとともに、彼の考えをたやすくスムーズに認識できたのだ。今の世の中、政策だけでなく、メディアの活用が選挙で勝ち抜く重要なポイントであると痛感した。反小泉の方々は何よりもメディアを恨むべきだ。
実際、これで晴れて郵政民営化を実現することができるわけなので、私としては頷くべき結果なのであろう。しかし、これは少し恐怖心を感じる結果でもある。公明党と合わせた与党の議席数は、どんどん確保され何と320議席を超えてしまった。過半数どころか、全議席の2/3以上。これはある意味恐ろしい事態である。与党で衆議院の2/3の議席を超えたということは、あらゆる法案がたとえ参議院で否決されても、最終的には与党の思うまま成立させることができることを意味しているのだ。私が今回の選挙で自民党を支持したのは、あくまでも郵政民営化に対してだけであって、年金や増税、外交、憲法改正などをトータルで支持したわけではない。それは与党に投票した有権者の多くに共通することだろう。勝利後のインタビューで小泉総裁が「これで責任が重くなった」と言っていたらしいが、まさにそう。彼がどういう意味合いでその発言をしたのかはわからないが、自民党の責任は確実に重くなったのは間違いない。郵政民営化に焦点を絞ったからと言って、郵政民営化だけしていればいいわけじゃない。日本にはあらゆる問題が山積みなのだ。
自民党の独裁政権に近いこれからの状況は、自民党の好きなように何でもできる状況だと言っても過言ではない。自己を見失い間違った方向へ進まぬよう、自民党が自分たちを客観的に見てじっくりと幅広い政策を行うことが重要になる。果たしてそれが彼らにできるのか。見ものである反面、恐怖を感じる。
自民党の勝因はただ一つ。小泉総裁のメディア活用の巧さである。8月8日の衆議院解散以来、小泉総裁は徹底して総選挙を「郵政民営化を問う選挙」と位置づけてきた。「イエス」か「ノー」か、一つのことだけが焦点になる解散・総選挙はメディアの食いつきも良い。造反者を容赦なく切り捨てていく方針など、マスコミの格好の餌食になるネタもある。メディアは小泉総裁を批判することもかなりあったが、同時に小泉戦略ばかりに焦点を合わせることになった。さんざんメディアから小泉総理の声を聞いた有権者は、言い方は悪いがマインドコントロールのように、今回の選挙は「郵政民営化を問う選挙」であるという認識を植え付けられた。「そうではない」と民主党をはじめ野党が訴え続けたが、それに勝る話題性もなく、勝負にはならなかった。公務員の優遇が痛烈に批判されるこの時代、具体的内容は議論の余地があるが、郵政事業は民営化すべきだという有権者は間違いなく多い。その有権者が、「郵政民営化賛成」の肩書きを持つ与党の候補者にそのまま投票したのだろう。さらに、「刺客」「くの一」「マドンナ議員」など、マスコミがおもしろおかしく取り上げそうな戦略を次々に実行し、自民党はメディアを支配した格好になった。国民はメディアを通し、小泉総裁の強引さを知るとともに、彼の考えをたやすくスムーズに認識できたのだ。今の世の中、政策だけでなく、メディアの活用が選挙で勝ち抜く重要なポイントであると痛感した。反小泉の方々は何よりもメディアを恨むべきだ。
実際、これで晴れて郵政民営化を実現することができるわけなので、私としては頷くべき結果なのであろう。しかし、これは少し恐怖心を感じる結果でもある。公明党と合わせた与党の議席数は、どんどん確保され何と320議席を超えてしまった。過半数どころか、全議席の2/3以上。これはある意味恐ろしい事態である。与党で衆議院の2/3の議席を超えたということは、あらゆる法案がたとえ参議院で否決されても、最終的には与党の思うまま成立させることができることを意味しているのだ。私が今回の選挙で自民党を支持したのは、あくまでも郵政民営化に対してだけであって、年金や増税、外交、憲法改正などをトータルで支持したわけではない。それは与党に投票した有権者の多くに共通することだろう。勝利後のインタビューで小泉総裁が「これで責任が重くなった」と言っていたらしいが、まさにそう。彼がどういう意味合いでその発言をしたのかはわからないが、自民党の責任は確実に重くなったのは間違いない。郵政民営化に焦点を絞ったからと言って、郵政民営化だけしていればいいわけじゃない。日本にはあらゆる問題が山積みなのだ。
自民党の独裁政権に近いこれからの状況は、自民党の好きなように何でもできる状況だと言っても過言ではない。自己を見失い間違った方向へ進まぬよう、自民党が自分たちを客観的に見てじっくりと幅広い政策を行うことが重要になる。果たしてそれが彼らにできるのか。見ものである反面、恐怖を感じる。
2005-09.06 Tue勝手に映画批評7[映画]
Time[14:24] Comment[5] Trackback[3]
【誰も知らない】 10点
素晴らしい。満点です。
様々なことを感じさせる映画。「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、この映画はまさにそれです。4人の子どもたちの行動や細かい仕草が、様々な感情を伝えてきました。是枝裕和監督は子どもの気持ちをよく理解してるなあ〜と最初は思っていたのですが、恐らくそうではないですね。彼は、自分自身が子どもの頃に抱いた感情を心の奥底に刻んでいたのでしょう。それを、今回の映画の中で具現化しただけ。そうでないと、これほどまでにリアルな描写はできないと思います。あと、この映画は子どもの演技力の高さが話題になりましたが、これはスタッフの力が大きいです。子どもを身構えさせない状況をつくり出した、スタッフの作戦勝ちの部分が大きいのではないでしょうか。
母親に敢えて人間味を持たせたことも良かった。言ってみれば母親は、この映画では「悪者」に当たる存在なんですが、子どもたちにとってはどれだけ悪者でも自分の親であることに変わりはありません。許せないけど頼りたい、甘えたい存在であることを伝えたかったのでしょう。「世の中ってヒドい人がいるなあ〜」で終わらせず、観ている人に「あなたはどうなん?」と問いかける内容になっています。これは母親をはじめ、出てくる役の中に「冷酷な人」が一人もいないことがそうさせているのだと思います。それぞれの役の立場が、観ている人それぞれに当たるんです。残酷ですけど、希望に満ちた映画でもあると思います。ちょっと言い過ぎかもしれませんが。
この映画は実話を元にしているらしいのですが、実際の事件とはかなり違う部分があります。事件をモチーフにしているだけで、事件をそのまま映画化したわけではないのです。「事実と違いすぎる」と言う人もいるみたいですが、実話は実話通り映画化しなきゃいけないなんてルールはありません。「伝えたいこと」を伝えるためには、表現なんて自由でしょ。とにかく、これは素晴らしい映画。今まで観た映画の中で5本の指に入ります。
【ロード・オブ・ザ・リング】 2点
最後まで観ることができませんでした。
それは、全く面白みを感じることができなかったからです。178分もある映画は、相当な面白みがない限りどこかで退屈になります。この映画はもう前半から退屈でした。この映画のどこがおもしろいのでしょう?どうして人気があるのでしょう?真剣に聞いてみたい。こんなんやったら家でドラクエでもしてる方がオモロイっしょ。
観てると、「ハリーポッター」とかその類と同じに見えてくるんですよ。主人公を保護する映画。「どうせ主人公は死なへんのやろー」「主人公やから助かるんやろー」「主人公やから幸せな結末になるんやろー」みたいな目で見てしまうんです。最後まで観たわけではありませんが、どうせそうなるんでしょう。ファンタジー系は世界が現実と離れすぎていて、「何でもアリ」感があるからあまり好きではありません。都合良く魔法を使ったり、道具が出てきたり。ストーリーのさじ加減が作者の思いのままなんです。縛りがないから観ていておもしろくない。ある程度の縛りは、緊迫感や緊張感を出すためにも絶対に必要です。ガキを対象にした映画には縛りがユルユルになる傾向がありますね。
今まで見た映画で途中で観るのをやめたのは「ハルク」以来2作目です。あの映画もキツかった。「金返せ!」って思いました。まあ、見に行った僕が悪いんですけど。
【運動靴と赤い金魚】 6点
まあまあおもしろかった。
ただ、これを観て「泣けた」と言う人がいますが、これは泣くような映画じゃありません。僕はこの映画をコメディーだと思います。親の価値観と子どもの価値観をおもしろおかしく描いていて、なかなか楽しめました。
イランの映画は初めて観ましたが、なかなかゆる〜い空気が漂っていて好きです。前半に兄と妹が何度も靴を貸し借りするシーンはエエ感じでした。客観的に見るとどうでもいいことに必死になっている子どもは、見ていてなかなかオモロイです。「貧乏」「子ども」を題材にしたところは「誰も知らない」と同じですが、見せ方が全く違う。でも、「子ども」の本質はどちらも同じで、どちらも上手く描けていると思います。
ただ、最後の方はなんかグダグダでしたね。もう少し違うラストシーンにした方が良かった。あと、兄と妹の学校の時間帯がぜんぜん違うことが理解できなかった。日本が舞台だったらあんな形で靴の貸し借りを行うなんてできません。イランでは普通なんでしょうか。観ていて「!?」と思いました。その辺は僕が知識不足なだけかもしれませんが。
【猟奇的な彼女】 4点
キツいっすね。
基本的にサブすぎます。特に前半は、ギャグのようなものが多く出てきますが、全く笑えません。韓国人はこんなギャグで笑うんでしょうか?真剣なシーンとコメディーのシーンの切り替えが見事なくらいに中途半端なことも笑えない理由の一つでしょう。「え?今のってギャグ?真剣?」って思うことが度々ありました。だから真剣なシーンも緊迫感が無く、終始ぬる〜い雰囲気が漂っていました。「あ〜もう観てられん!」と何度も思いました。キツかったです。
「猟奇的」な女性に恋をするという設定なんですが、言うほど猟奇的とも感じませんでした。主人公の男が弱すぎるんです。あんなに弱くてショボくてサブい男やったら、そりゃ殴りたくもなるわ。あと、理解できない状況が多すぎる。遊園地で脱走兵と出会うのをはじめ、細かいところで意味不明なシチュエーションや意味不明な行動が多かった。しかも、そのシチュエーションや行動が笑える内容ならいいんですけど、「??」と思うだけで何の効果もない。「韓国ではよくあることなん?」とさえ思ったりしました。たぶんスタッフだけで盛り上がってたネタなんでしょう。内輪ネタに近いですね。結局は「撮りたいシーンありきの映画」っていう感じがしました。だからストーリーの流れ方も変なんです。テンポが良いようで、実はすごく悪い映画です。
ただ、ラスト30分くらいは自然な流れで良かったと思います。初めからこういうノリで作った方が良かったのでは。前半と後半のギャップがありすぎて、終わった後は何とも言えない気分になりました。ある種、心には残りましたね。最後に、前半の地下鉄のシーンで、ゲロをあんなにもリアルに描かなくても良かったのではないでしょうか。気分が悪くなりました。ホンマ、よく分からんことが多い映画です。
素晴らしい。満点です。
様々なことを感じさせる映画。「目は口ほどにものを言う」という言葉がありますが、この映画はまさにそれです。4人の子どもたちの行動や細かい仕草が、様々な感情を伝えてきました。是枝裕和監督は子どもの気持ちをよく理解してるなあ〜と最初は思っていたのですが、恐らくそうではないですね。彼は、自分自身が子どもの頃に抱いた感情を心の奥底に刻んでいたのでしょう。それを、今回の映画の中で具現化しただけ。そうでないと、これほどまでにリアルな描写はできないと思います。あと、この映画は子どもの演技力の高さが話題になりましたが、これはスタッフの力が大きいです。子どもを身構えさせない状況をつくり出した、スタッフの作戦勝ちの部分が大きいのではないでしょうか。
母親に敢えて人間味を持たせたことも良かった。言ってみれば母親は、この映画では「悪者」に当たる存在なんですが、子どもたちにとってはどれだけ悪者でも自分の親であることに変わりはありません。許せないけど頼りたい、甘えたい存在であることを伝えたかったのでしょう。「世の中ってヒドい人がいるなあ〜」で終わらせず、観ている人に「あなたはどうなん?」と問いかける内容になっています。これは母親をはじめ、出てくる役の中に「冷酷な人」が一人もいないことがそうさせているのだと思います。それぞれの役の立場が、観ている人それぞれに当たるんです。残酷ですけど、希望に満ちた映画でもあると思います。ちょっと言い過ぎかもしれませんが。
この映画は実話を元にしているらしいのですが、実際の事件とはかなり違う部分があります。事件をモチーフにしているだけで、事件をそのまま映画化したわけではないのです。「事実と違いすぎる」と言う人もいるみたいですが、実話は実話通り映画化しなきゃいけないなんてルールはありません。「伝えたいこと」を伝えるためには、表現なんて自由でしょ。とにかく、これは素晴らしい映画。今まで観た映画の中で5本の指に入ります。
【ロード・オブ・ザ・リング】 2点
最後まで観ることができませんでした。
それは、全く面白みを感じることができなかったからです。178分もある映画は、相当な面白みがない限りどこかで退屈になります。この映画はもう前半から退屈でした。この映画のどこがおもしろいのでしょう?どうして人気があるのでしょう?真剣に聞いてみたい。こんなんやったら家でドラクエでもしてる方がオモロイっしょ。
観てると、「ハリーポッター」とかその類と同じに見えてくるんですよ。主人公を保護する映画。「どうせ主人公は死なへんのやろー」「主人公やから助かるんやろー」「主人公やから幸せな結末になるんやろー」みたいな目で見てしまうんです。最後まで観たわけではありませんが、どうせそうなるんでしょう。ファンタジー系は世界が現実と離れすぎていて、「何でもアリ」感があるからあまり好きではありません。都合良く魔法を使ったり、道具が出てきたり。ストーリーのさじ加減が作者の思いのままなんです。縛りがないから観ていておもしろくない。ある程度の縛りは、緊迫感や緊張感を出すためにも絶対に必要です。ガキを対象にした映画には縛りがユルユルになる傾向がありますね。
今まで見た映画で途中で観るのをやめたのは「ハルク」以来2作目です。あの映画もキツかった。「金返せ!」って思いました。まあ、見に行った僕が悪いんですけど。
【運動靴と赤い金魚】 6点
まあまあおもしろかった。
ただ、これを観て「泣けた」と言う人がいますが、これは泣くような映画じゃありません。僕はこの映画をコメディーだと思います。親の価値観と子どもの価値観をおもしろおかしく描いていて、なかなか楽しめました。
イランの映画は初めて観ましたが、なかなかゆる〜い空気が漂っていて好きです。前半に兄と妹が何度も靴を貸し借りするシーンはエエ感じでした。客観的に見るとどうでもいいことに必死になっている子どもは、見ていてなかなかオモロイです。「貧乏」「子ども」を題材にしたところは「誰も知らない」と同じですが、見せ方が全く違う。でも、「子ども」の本質はどちらも同じで、どちらも上手く描けていると思います。
ただ、最後の方はなんかグダグダでしたね。もう少し違うラストシーンにした方が良かった。あと、兄と妹の学校の時間帯がぜんぜん違うことが理解できなかった。日本が舞台だったらあんな形で靴の貸し借りを行うなんてできません。イランでは普通なんでしょうか。観ていて「!?」と思いました。その辺は僕が知識不足なだけかもしれませんが。
【猟奇的な彼女】 4点
キツいっすね。
基本的にサブすぎます。特に前半は、ギャグのようなものが多く出てきますが、全く笑えません。韓国人はこんなギャグで笑うんでしょうか?真剣なシーンとコメディーのシーンの切り替えが見事なくらいに中途半端なことも笑えない理由の一つでしょう。「え?今のってギャグ?真剣?」って思うことが度々ありました。だから真剣なシーンも緊迫感が無く、終始ぬる〜い雰囲気が漂っていました。「あ〜もう観てられん!」と何度も思いました。キツかったです。
「猟奇的」な女性に恋をするという設定なんですが、言うほど猟奇的とも感じませんでした。主人公の男が弱すぎるんです。あんなに弱くてショボくてサブい男やったら、そりゃ殴りたくもなるわ。あと、理解できない状況が多すぎる。遊園地で脱走兵と出会うのをはじめ、細かいところで意味不明なシチュエーションや意味不明な行動が多かった。しかも、そのシチュエーションや行動が笑える内容ならいいんですけど、「??」と思うだけで何の効果もない。「韓国ではよくあることなん?」とさえ思ったりしました。たぶんスタッフだけで盛り上がってたネタなんでしょう。内輪ネタに近いですね。結局は「撮りたいシーンありきの映画」っていう感じがしました。だからストーリーの流れ方も変なんです。テンポが良いようで、実はすごく悪い映画です。
ただ、ラスト30分くらいは自然な流れで良かったと思います。初めからこういうノリで作った方が良かったのでは。前半と後半のギャップがありすぎて、終わった後は何とも言えない気分になりました。ある種、心には残りましたね。最後に、前半の地下鉄のシーンで、ゲロをあんなにもリアルに描かなくても良かったのではないでしょうか。気分が悪くなりました。ホンマ、よく分からんことが多い映画です。