2006-02.27 Mon美しきスルツカヤの4年間[スポーツ]
Time[22:23] Comment[2] Trackback[1]
もしオリンピックが、4年間の苦労が大きい順番に順位が決まっていくものだとしたら、どんなに感動的で、どんなにつまらない大会になるだろう。トリノオリンピック女子フィギュアスケート。フリーの演技を見終わって、私はこう思った。金メダルの最有力候補と言われ続けてきた女王・スルツカヤが、無欲の日本人に完敗した瞬間だった。
思えば4年前のソルトレークシティー。地元米国の新星サラ・ヒューズに逆転を許し銀メダルに終わったとき、人目をはばからず大泣きした彼女の姿が今も目に焼き付いている。そこからの4年間、彼女はスケート選手としてではなく、一人の人間としてどん底を味わうことになった。地元ロシアで開かれた03年のグランプリファイナル。観戦に来ていた母の体調が腎臓病で突然悪化。看病のため、世界女王は世界選手権を辞退した。「スポーツは数年、家族は一生」と話した彼女の言葉に、ウソは全くなかっただろう。
同じ年、彼女を原因不明の発熱、手足のむくみ、内出血が襲う。「自己免疫疾患」という難病。それでも彼女は氷の上に立ち、歯を食いしばりジャンプを繰り返した。そして04年には圧倒的な強さでグランプリシリーズロシア杯、グランプリシリーズファイナル、ヨーロッパ選手権、世界選手権でいずれも優勝。苦難を乗り越えた女王は一回りも二回りも大きくなり、周囲の期待はまたもや「オリンピックで金メダル」になった。彼女自身も、ソルトレークの雪辱をトリノで期すことしか考えられなくなっていたに違いない。
そして迎えたトリノ五輪。ショートプログラムの「死の舞踏」は、彼女の壮絶な人生を表すかのように華麗で美しく、そして悲しげに見えた。4年前の涙、母親の病気、自身の病気、医療費、生活費・・・。重すぎる重圧がフリーの演技で彼女を転倒させた。その瞬間、ほんの一瞬だけ天を仰ぐ。演技が終了し得点が発表されると、笑顔で悔しがる彼女の姿があった。涙が溢れそうでも、心から悔しがりたくても、それを全世界に見せることができなかった。彼女にとってこの4年間が何よりも辛い4年間で、誰より堪え忍び頑張った4年間だった。そんな4年間を否定したくないという想い、そして次の4年間をまた堪え忍んでいくことに対する恐怖、その二つがあったのだろう。4年前と違い、人目につかないところで彼女は号泣した。五輪で彼女の演技を見ることはもうできない。
「でも、それが人生」
いつも使う言葉を、スルツカヤはこのトリノでも使った。オリンピックで勝てなかった悲劇の女王は、自身の4年間の苦労を独自の表現で称えていたのだ。その言葉を聞いたとき、彼女の転倒が皮肉にも美しく感じた。
荒川静香の完璧な演技に息絶えた彼女は、表彰台で手を振ることなく、
静かに咳き込んでいた。
思えば4年前のソルトレークシティー。地元米国の新星サラ・ヒューズに逆転を許し銀メダルに終わったとき、人目をはばからず大泣きした彼女の姿が今も目に焼き付いている。そこからの4年間、彼女はスケート選手としてではなく、一人の人間としてどん底を味わうことになった。地元ロシアで開かれた03年のグランプリファイナル。観戦に来ていた母の体調が腎臓病で突然悪化。看病のため、世界女王は世界選手権を辞退した。「スポーツは数年、家族は一生」と話した彼女の言葉に、ウソは全くなかっただろう。
同じ年、彼女を原因不明の発熱、手足のむくみ、内出血が襲う。「自己免疫疾患」という難病。それでも彼女は氷の上に立ち、歯を食いしばりジャンプを繰り返した。そして04年には圧倒的な強さでグランプリシリーズロシア杯、グランプリシリーズファイナル、ヨーロッパ選手権、世界選手権でいずれも優勝。苦難を乗り越えた女王は一回りも二回りも大きくなり、周囲の期待はまたもや「オリンピックで金メダル」になった。彼女自身も、ソルトレークの雪辱をトリノで期すことしか考えられなくなっていたに違いない。
そして迎えたトリノ五輪。ショートプログラムの「死の舞踏」は、彼女の壮絶な人生を表すかのように華麗で美しく、そして悲しげに見えた。4年前の涙、母親の病気、自身の病気、医療費、生活費・・・。重すぎる重圧がフリーの演技で彼女を転倒させた。その瞬間、ほんの一瞬だけ天を仰ぐ。演技が終了し得点が発表されると、笑顔で悔しがる彼女の姿があった。涙が溢れそうでも、心から悔しがりたくても、それを全世界に見せることができなかった。彼女にとってこの4年間が何よりも辛い4年間で、誰より堪え忍び頑張った4年間だった。そんな4年間を否定したくないという想い、そして次の4年間をまた堪え忍んでいくことに対する恐怖、その二つがあったのだろう。4年前と違い、人目につかないところで彼女は号泣した。五輪で彼女の演技を見ることはもうできない。
「でも、それが人生」
いつも使う言葉を、スルツカヤはこのトリノでも使った。オリンピックで勝てなかった悲劇の女王は、自身の4年間の苦労を独自の表現で称えていたのだ。その言葉を聞いたとき、彼女の転倒が皮肉にも美しく感じた。
荒川静香の完璧な演技に息絶えた彼女は、表彰台で手を振ることなく、
静かに咳き込んでいた。
2006-02.26 Sunコウノトリが運んだ“不自然”[世の中]
Time[13:23] Comment[6] Trackback[0]
「赤ん坊は、コウノトリが運んできてくれるもの」
とは、よく言ったものだ。これは子どもに「赤ちゃんはどうやってできるの?」と聞かれたときの一般的(?)な答えになっているが、その一方で、赤ちゃんはそれくらい自然発生的にできるもので、いつでも作りたいときに作れるものではない、という意味合いも含められている。
「男でも女でも、元気だったらそれでいい」
子どもができた夫婦が揃って口にするフレーズ。私はその気持ちをまだ味わったことがないが、恐らくその時がきたら同じことを思うだろう。欲を言えば男女の希望はあるのだろうが、子どもができるという状況で男女の希望を言う気など起こらない。元気だったそれでいい、これが自然である。
この二つのフレーズを踏まえて考えたとき、今月初めに発表された紀子さんの懐妊は誰がどう見ても不自然である。メディアや新聞はその不自然さを隠すかのように「おめでたムード」を演出。私はこのニュースを聞いたとき、めでたい気持ちなんてほとんど起きず、むしろ宮内庁のエグさに苦笑いするしかなかった。言ってみれば宮内庁は、コウノトリをむりやり来させ、男の子でないと許されない妊娠をつくり出したのだ。そこには夫婦が愛し合って子どもができるという自然現象など存在していない。皇室典範の改正がまさに今国会で提出されようとしていた絶妙のタイミング。宮内庁は国民に「作為的な妊娠」だとバレバレになってもいいから、男系で引き継がれてきた伝統を守ろうとする行動を起こしたのだろう。私は、秋篠宮さんや紀子さんの想いというよりも、宮内庁の想いが強い懐妊であるような気がしてならない。
確かに、神武天皇から125代も引き継がれてきた男系天皇の伝統は、理屈では語れないすばらしさがあり、守っていかなければならないものであることは間違いない。しかし、この男系、男子の皇位継承者にこだわる宮内庁の姿勢が、皇太子妃雅子さんの適応障害、静養、皇太子さんの「人格否定発言」、皇太子夫妻の離婚説を引き起こしていることも忘れてはならない。人によって考え方は様々だろうが、私はここまでして男系、男子にこだわる必要はないでのはないだろうか、と思っている。それは雅子さんのことを考えたからだけではなくて、今後も雅子さんのように「男子を産まなくてはいけない」とプレッシャーに押しつぶされてしまう人が出てくる可能性が十二分に考えられるからだ。もし9月に生まれてくる子どもが女の子だったら、紀子さんの精神状態はどうなるのだろう。国会の皇室典範に関する議論がぐちゃぐちゃになってしまうことは必至で、紀子さんも雅子さんのように精神的に追いつめられてしまう可能性だって考えられなくもない。「伝統が皇室になくなれば皇室として存在する意味がない」とまで言う人がいるが、私はそうはあまり思わない。むしろ、こんな不自然で曲芸のような“跡継ぎづくり”を見せ続けることが、本当に「国民の象徴」と呼ばれる一家のすべきことなのだろうか、もっと自然な姿であり続けることが真の皇族の姿なのではないだろうか、と思ってしまう。
なので私は、皇室典範の改正が議論されはじめたことには賛成だった。きっかけや内容はさておき、皇位継承のあり方について議論が行われるのは良いことである。個人的には女性、女系天皇を認めて第一子優先が良いと思っているのだが、現実的にいきなりその方向に改正するのは難しいだろう。なので少しずつでも、「皇室の不自然な姿」を見せないで済む皇室典範に改正していってほしいと思っていた。しかしどうだろう、紀子さんの解任が発表されて以来、皇室典範改正の議論や改正法案の国会提出が事実上ストップしている。国民の反応も、紀子さん懐妊前と懐妊後では女性天皇容認支持率が少しながら減少。ということは、今回の皇室典範改正問題が議論されたのは「皇室が途絶えてしまいかねない今の状況に対応するため」だけであったということだ。「やっぱり男の子が生まれるのが一番ベスト。状況が状況だけに仕方なく女性・女系天皇に関する議論を続けていただけ」だと言っているようなもの。もちろんきっかけはそうだったとしても、せっかく議論されていた『皇室とはなんぞや?』をストップさせる必要はないのではないだろうか。もし、秋篠宮夫妻に男の子が誕生すると早い段階で発覚したとしても、私は皇室典範改正の議論を続けていくべきだと思う。なぜなら、今回はある意味で落ち着く結果になるのかもしれないが、私の言う「皇室の不自然さ」は今後も続き、雅子さんのように静養せざるを得ない人を宮内庁が生み出していく可能性があるからである。
とりあえず雅子さんは今、ゆっくりと静養することが必要だと思う。治療の一環で行っている「行動療法」がマスコミに誤解されバッシングを受けたように、雅子さんに対する「男の子も産まないで何やってんだ」という声は日本に依然として存在している。皇太子さんの「人格否定発言」や今回の紀子さん懐妊などから推測すると、この声は宮内庁にも強く存在していると思って間違いない。皇室離脱や「皇太子夫人」への道などの選択肢もあるのだろうが、まだまだ療養中の身で、しかも皇室典範改正問題や紀子さん懐妊で政界や皇室が揺れている今、そんな思い切った決断をするのはパワーが要るしタイミング的にも早い。一部で指摘があるように、留学経験もあるイギリスなどで1年くらい静養してみてはどうだろうか。ここまできたら、何もかもうまくいく行動なんて存在しない。ある程度のリスクは覚悟して、自分や家族が最も納得でき、そして元気になれる選択をじっくり考えてもらいたいと思う。もしかしたら、紀子さんの出産が意外にもプラスに働くかもしれないし。正直、今後も現在の立場でありつづけるのは、雅子さんにとっても皇太子さんにとっても宮内庁にとっても厳しい状況であるような気がする。ぜひ皇室典範改正の議論を今後も続けてもらい、雅子さんは紀子さんの出産後にでも、これからどうするのかを決断をしてもらいたい。ある程度わがままな考え方になってもいいから、じっくり、ゆっくり考えてほしい。
ただ、間違っても「2人目を産もう」「離婚しよう」なんてことを思わないでほしい。
一番変わらなければいけないのは、何より宮内庁なのだから。
とは、よく言ったものだ。これは子どもに「赤ちゃんはどうやってできるの?」と聞かれたときの一般的(?)な答えになっているが、その一方で、赤ちゃんはそれくらい自然発生的にできるもので、いつでも作りたいときに作れるものではない、という意味合いも含められている。
「男でも女でも、元気だったらそれでいい」
子どもができた夫婦が揃って口にするフレーズ。私はその気持ちをまだ味わったことがないが、恐らくその時がきたら同じことを思うだろう。欲を言えば男女の希望はあるのだろうが、子どもができるという状況で男女の希望を言う気など起こらない。元気だったそれでいい、これが自然である。
この二つのフレーズを踏まえて考えたとき、今月初めに発表された紀子さんの懐妊は誰がどう見ても不自然である。メディアや新聞はその不自然さを隠すかのように「おめでたムード」を演出。私はこのニュースを聞いたとき、めでたい気持ちなんてほとんど起きず、むしろ宮内庁のエグさに苦笑いするしかなかった。言ってみれば宮内庁は、コウノトリをむりやり来させ、男の子でないと許されない妊娠をつくり出したのだ。そこには夫婦が愛し合って子どもができるという自然現象など存在していない。皇室典範の改正がまさに今国会で提出されようとしていた絶妙のタイミング。宮内庁は国民に「作為的な妊娠」だとバレバレになってもいいから、男系で引き継がれてきた伝統を守ろうとする行動を起こしたのだろう。私は、秋篠宮さんや紀子さんの想いというよりも、宮内庁の想いが強い懐妊であるような気がしてならない。
確かに、神武天皇から125代も引き継がれてきた男系天皇の伝統は、理屈では語れないすばらしさがあり、守っていかなければならないものであることは間違いない。しかし、この男系、男子の皇位継承者にこだわる宮内庁の姿勢が、皇太子妃雅子さんの適応障害、静養、皇太子さんの「人格否定発言」、皇太子夫妻の離婚説を引き起こしていることも忘れてはならない。人によって考え方は様々だろうが、私はここまでして男系、男子にこだわる必要はないでのはないだろうか、と思っている。それは雅子さんのことを考えたからだけではなくて、今後も雅子さんのように「男子を産まなくてはいけない」とプレッシャーに押しつぶされてしまう人が出てくる可能性が十二分に考えられるからだ。もし9月に生まれてくる子どもが女の子だったら、紀子さんの精神状態はどうなるのだろう。国会の皇室典範に関する議論がぐちゃぐちゃになってしまうことは必至で、紀子さんも雅子さんのように精神的に追いつめられてしまう可能性だって考えられなくもない。「伝統が皇室になくなれば皇室として存在する意味がない」とまで言う人がいるが、私はそうはあまり思わない。むしろ、こんな不自然で曲芸のような“跡継ぎづくり”を見せ続けることが、本当に「国民の象徴」と呼ばれる一家のすべきことなのだろうか、もっと自然な姿であり続けることが真の皇族の姿なのではないだろうか、と思ってしまう。
なので私は、皇室典範の改正が議論されはじめたことには賛成だった。きっかけや内容はさておき、皇位継承のあり方について議論が行われるのは良いことである。個人的には女性、女系天皇を認めて第一子優先が良いと思っているのだが、現実的にいきなりその方向に改正するのは難しいだろう。なので少しずつでも、「皇室の不自然な姿」を見せないで済む皇室典範に改正していってほしいと思っていた。しかしどうだろう、紀子さんの解任が発表されて以来、皇室典範改正の議論や改正法案の国会提出が事実上ストップしている。国民の反応も、紀子さん懐妊前と懐妊後では女性天皇容認支持率が少しながら減少。ということは、今回の皇室典範改正問題が議論されたのは「皇室が途絶えてしまいかねない今の状況に対応するため」だけであったということだ。「やっぱり男の子が生まれるのが一番ベスト。状況が状況だけに仕方なく女性・女系天皇に関する議論を続けていただけ」だと言っているようなもの。もちろんきっかけはそうだったとしても、せっかく議論されていた『皇室とはなんぞや?』をストップさせる必要はないのではないだろうか。もし、秋篠宮夫妻に男の子が誕生すると早い段階で発覚したとしても、私は皇室典範改正の議論を続けていくべきだと思う。なぜなら、今回はある意味で落ち着く結果になるのかもしれないが、私の言う「皇室の不自然さ」は今後も続き、雅子さんのように静養せざるを得ない人を宮内庁が生み出していく可能性があるからである。
とりあえず雅子さんは今、ゆっくりと静養することが必要だと思う。治療の一環で行っている「行動療法」がマスコミに誤解されバッシングを受けたように、雅子さんに対する「男の子も産まないで何やってんだ」という声は日本に依然として存在している。皇太子さんの「人格否定発言」や今回の紀子さん懐妊などから推測すると、この声は宮内庁にも強く存在していると思って間違いない。皇室離脱や「皇太子夫人」への道などの選択肢もあるのだろうが、まだまだ療養中の身で、しかも皇室典範改正問題や紀子さん懐妊で政界や皇室が揺れている今、そんな思い切った決断をするのはパワーが要るしタイミング的にも早い。一部で指摘があるように、留学経験もあるイギリスなどで1年くらい静養してみてはどうだろうか。ここまできたら、何もかもうまくいく行動なんて存在しない。ある程度のリスクは覚悟して、自分や家族が最も納得でき、そして元気になれる選択をじっくり考えてもらいたいと思う。もしかしたら、紀子さんの出産が意外にもプラスに働くかもしれないし。正直、今後も現在の立場でありつづけるのは、雅子さんにとっても皇太子さんにとっても宮内庁にとっても厳しい状況であるような気がする。ぜひ皇室典範改正の議論を今後も続けてもらい、雅子さんは紀子さんの出産後にでも、これからどうするのかを決断をしてもらいたい。ある程度わがままな考え方になってもいいから、じっくり、ゆっくり考えてほしい。
ただ、間違っても「2人目を産もう」「離婚しよう」なんてことを思わないでほしい。
一番変わらなければいけないのは、何より宮内庁なのだから。
2006-02.14 Tueなんとなく好き嫌い1[戯言]
Time[22:59] Comment[2] Trackback[0]
埋め立て地が好き。
もう、めっちゃ好きです。マジで。浪人時代に六甲アイランドに模試を受けに行って以来、ずっと好きです。こないだも長島スパーランド付近に行ったのですが、「あ、なんかこの辺りめっちゃ好きや」って思って見てみるとそこも埋め立て地でした。「やっぱりな」って感じ。なんか気持ちよくて、落ち着けて、それでいて寂しげな感じがめっちゃ好きなんです。あんなに広々としてキレイな街並みなのに、人が全然いなくて空虚感がある。希望と絶望が混在してるっていうか、悪魔と天使が共存してるっていうか。なんか不思議な感じがあるんです。それがものすごく気持ちいい。何時間でも何日でも過ごせそうな気がしますね。死ぬまでに一度は埋め立て地に住んでみたいと思ってます。今までいろんな埋め立て地に行きましたが、オススメはやっぱ六甲アイランド。口を開けたまま立ちすくんでしまいます。
ホラーに対して異常に反抗するヤツが嫌い。
気持ちはわからんでもないんですけどね。この前、映画館で「輪廻」っていうホラー映画を観ようとしたら、隣にそういう男がいました。20歳くらいの。そいつは女の子と二人で映画を観に来ていて、話の雰囲気からするとどうもその女の子を狙ってる感じでした。もしかしたら付き合ったばかりのカップルだったのかもしれません。で、聞いてると「俺、ホラーってぜんぜん怖くないねん。っていうか逆に笑ってまう」「映画中に笑ってたらゴメンな〜」「みんな、ホラーのどこが怖いんやろな?ぜんぜんコワないやん」とかいうセリフを吐きまくってました。明らかに不自然なくらい。恐らくその女の子に「俺ってどっしり構えた男」「俺は頼れる男」「俺についてこい」みたいなことをアピールしたかったのでしょう。なんとなく気持ちはわかるんですが、あまりにそういう発言が多いとやっぱりウザい。女の子はほとんど話を聞いてないように見えました。そりゃそう。関係ない僕までがイラッときましたから。この光景を見て、「あ、ホラーは純粋に怖さを楽しむべきやな」と思いました。その男の気持ちも解るけど、やっぱちょっとウザい。
生理用品のCMに出てるタレントが好き。
別にいやらしい意味じゃなくて、何となく好きなんです。何ででしょう?やっぱり、男には全くわからない世界なので、何かこう神秘的に感じるんです。だからこういう商品のCMに出演しているタレントは僕の中でイメージがガラッと変わり、女性的な魅力をガンガンに感じるようになります。最近でいえば佐藤江梨子、優香。ちょっと前でいえば新山千春とか。正直、みなさん全く好きではなかったんですが、そのCMを見てからはけっこう好きになってます。当たり前ですがこういう商品は女性だけに必要な物なので、踏み入れられない世界っていうか、なんか頬を赤らめてしまう感覚があるんです。だから女性的なイメージがそのCMからガンガン伝わってきて、そのタレントにもそういう感覚を覚えてしまうんです。神秘的な感じっていうか。決していやらしい意味じゃなくて。誰かこの感覚、わかりますかね。
「今のところ」が嫌い。
このセリフ、嫌いです。遊びとか飲み会とかに友人を誘ったとき、「今のところいける」的なセリフを言う人がたまにいます。仕事とか事情とか重大な予定が入りそうとかやったらわかるんですが、「今のところ特に予定は何もないから今のところ参加できる」的な感じで使われると、誘う方はあまり良い気がしません。言ってしまえばそのセリフの裏には「その約束をキープしておいて、より行きたい予定が入ればキャンセルしてそっちに行く」的な意味が隠されているように見えます。「予定は空いているけど行きたい度は低い」と言っているようなもの。行きたい度を低く見られる誘う側も悪い(?)のかもしれませんが、この言い方は少し考えた方が良いのかも。何かもっと良い言い方があればいいのですが。
もう、めっちゃ好きです。マジで。浪人時代に六甲アイランドに模試を受けに行って以来、ずっと好きです。こないだも長島スパーランド付近に行ったのですが、「あ、なんかこの辺りめっちゃ好きや」って思って見てみるとそこも埋め立て地でした。「やっぱりな」って感じ。なんか気持ちよくて、落ち着けて、それでいて寂しげな感じがめっちゃ好きなんです。あんなに広々としてキレイな街並みなのに、人が全然いなくて空虚感がある。希望と絶望が混在してるっていうか、悪魔と天使が共存してるっていうか。なんか不思議な感じがあるんです。それがものすごく気持ちいい。何時間でも何日でも過ごせそうな気がしますね。死ぬまでに一度は埋め立て地に住んでみたいと思ってます。今までいろんな埋め立て地に行きましたが、オススメはやっぱ六甲アイランド。口を開けたまま立ちすくんでしまいます。
ホラーに対して異常に反抗するヤツが嫌い。
気持ちはわからんでもないんですけどね。この前、映画館で「輪廻」っていうホラー映画を観ようとしたら、隣にそういう男がいました。20歳くらいの。そいつは女の子と二人で映画を観に来ていて、話の雰囲気からするとどうもその女の子を狙ってる感じでした。もしかしたら付き合ったばかりのカップルだったのかもしれません。で、聞いてると「俺、ホラーってぜんぜん怖くないねん。っていうか逆に笑ってまう」「映画中に笑ってたらゴメンな〜」「みんな、ホラーのどこが怖いんやろな?ぜんぜんコワないやん」とかいうセリフを吐きまくってました。明らかに不自然なくらい。恐らくその女の子に「俺ってどっしり構えた男」「俺は頼れる男」「俺についてこい」みたいなことをアピールしたかったのでしょう。なんとなく気持ちはわかるんですが、あまりにそういう発言が多いとやっぱりウザい。女の子はほとんど話を聞いてないように見えました。そりゃそう。関係ない僕までがイラッときましたから。この光景を見て、「あ、ホラーは純粋に怖さを楽しむべきやな」と思いました。その男の気持ちも解るけど、やっぱちょっとウザい。
生理用品のCMに出てるタレントが好き。
別にいやらしい意味じゃなくて、何となく好きなんです。何ででしょう?やっぱり、男には全くわからない世界なので、何かこう神秘的に感じるんです。だからこういう商品のCMに出演しているタレントは僕の中でイメージがガラッと変わり、女性的な魅力をガンガンに感じるようになります。最近でいえば佐藤江梨子、優香。ちょっと前でいえば新山千春とか。正直、みなさん全く好きではなかったんですが、そのCMを見てからはけっこう好きになってます。当たり前ですがこういう商品は女性だけに必要な物なので、踏み入れられない世界っていうか、なんか頬を赤らめてしまう感覚があるんです。だから女性的なイメージがそのCMからガンガン伝わってきて、そのタレントにもそういう感覚を覚えてしまうんです。神秘的な感じっていうか。決していやらしい意味じゃなくて。誰かこの感覚、わかりますかね。
「今のところ」が嫌い。
このセリフ、嫌いです。遊びとか飲み会とかに友人を誘ったとき、「今のところいける」的なセリフを言う人がたまにいます。仕事とか事情とか重大な予定が入りそうとかやったらわかるんですが、「今のところ特に予定は何もないから今のところ参加できる」的な感じで使われると、誘う方はあまり良い気がしません。言ってしまえばそのセリフの裏には「その約束をキープしておいて、より行きたい予定が入ればキャンセルしてそっちに行く」的な意味が隠されているように見えます。「予定は空いているけど行きたい度は低い」と言っているようなもの。行きたい度を低く見られる誘う側も悪い(?)のかもしれませんが、この言い方は少し考えた方が良いのかも。何かもっと良い言い方があればいいのですが。
2006-02.05 Sun勝手に映画批評9[映画]
Time[12:10] Comment[6] Trackback[11]
【THE 有頂天ホテル】 9点
いや〜、素晴らしい。三谷幸喜あっぱれですな。あれだけの豪華キャストで、しかもそれぞれに強いキャラクターを持たせているのに、つぶし合うことなくそれぞれを活かしていました。作品全体から伝わってくる大きなものもあり、これぞ良い映画!って感じ。評判がすこぶる良いのも納得です。
これを観た人は誰もが感じると思いますが、これは映画でありながら舞台の雰囲気を出しています。1カットで何分もカメラを回し続けるシーンが多いので、シーンが切れ切れにならず、その場の全体的な雰囲気がすごく伝わってきます。まさに舞台を映画化したって感じ。これは出演している役者もそれなりの実力や努力がないと演技できないでしょう。
三谷映画は、気持ちをあったかくさせるシーンもあれば、笑わせるシーンも多く登場。これはお笑い芸人が伝える笑いとはまた違う笑いだと思います。「もしかしたらサブく感じるかも」と思っていたのですが、思わず何度も笑ってしまいました。会場が一体となって笑っていた印象があります。これは彼の才能でしょうね。笑いのセンスもあれば、伝え方のセンスもあると思います。あとは、映画に出てくる数々の謎や問題が、最後になってどんどん繋がっていくのが三谷映画らしいと思いました。良くも悪くも。なんとなく「王様のレストラン」に似た雰囲気がありますね。あのドラマはめちゃくちゃ好きでした。
ただ、なぜか「もう一度観たい」とは全く思いませんでした。なぜでしょう。観て、すっきりして、ハイ終わり。って感じ。「あの場面はどういうことなんやろ?」って見終わってから思うところがあまり無いからかもしれません。
【輪廻】 6点
ベタなホラー映画っちゅうもんを久しく観てなかったんで、なかなか楽しめました。呪い、黒髪の少女、人形、ビデオテープ・・・なんか、ジャパニーズホラーのマニュアルを見ているような気分でした。いい意味で。ラストの方では意外なオチもあり、なかなかよくできた映画ですね。展開がちょっと『シックスセンス』に似てるかも。
純粋に怖さを求めるのであれば、正直それほどでもないです。『リング』の方がやっぱり怖い。さすがに、ベタな怖がらせ方だともう慣れちゃってるんで、衝撃もなければ汗をかくこともありませんでした。ただ、「怖がりたい!」みたいな意気込みで観に来てる客が多く、全然怖くないシーンでもワーキャー言ってました。うるさいっちゅうねん。
あとは、もう少し謎めいたシーンが多ければ良かった。出演者の行動がうまいことストーリーに結びつきすぎていて、リアルさが少しだけ薄れた気がしました。でもまあ、基本的にはおもしろい。優香の演技(特に最後)なんかびっくりした。こんな演技できるんやって思いました。彼女を見る目が少し変わりましたね。やるじゃん。最後に、香里奈が美人すぎて大学でのシーンに入っていけなかった。ちょっと浮きすぎ。あの役はもっとおとなしい感じの人にすればいいと思います。
【江戸川乱歩の黄金仮面 妖精の美女】 5点
映画じゃなくて2時間ドラマですね、これは。ただの推理ドラマかと思いきや、アクションシーンも多くあり、冒険もののような雰囲気さえ漂っています。明智小五郎VSルパンというビッグネーム対決の設定なのに、どうも映像や演出がショボく、笑わせてくれました。天知茂をはじめ、由実かおる、ジェリー伊藤、伊吹吾郎、山本リンダなど、出演者が豪華でそれぞれが素晴らしく輝いています。
さすがに27年も前の作品なので、ツッコミどころ満載。なぜか女性出演者が次々とおっぱいをポロリさせるので、なんか変に笑えた。演技もぎこちない人が多く、伊吹吾郎のカタコト外人役なんかめっちゃ下手。ただ、そんなところもおもしろさの一つとして楽しめます。今のドラマにはない雰囲気がプンプンしていて、何年かに一回は観たいドラマだと思いました。あとは、もっと推理対決の部分をメインにしてほしいですね。ちょっとショボすぎます。最近の映画やドラマに飽きてきた人には、一回だけオススメします。
いや〜、素晴らしい。三谷幸喜あっぱれですな。あれだけの豪華キャストで、しかもそれぞれに強いキャラクターを持たせているのに、つぶし合うことなくそれぞれを活かしていました。作品全体から伝わってくる大きなものもあり、これぞ良い映画!って感じ。評判がすこぶる良いのも納得です。
これを観た人は誰もが感じると思いますが、これは映画でありながら舞台の雰囲気を出しています。1カットで何分もカメラを回し続けるシーンが多いので、シーンが切れ切れにならず、その場の全体的な雰囲気がすごく伝わってきます。まさに舞台を映画化したって感じ。これは出演している役者もそれなりの実力や努力がないと演技できないでしょう。
三谷映画は、気持ちをあったかくさせるシーンもあれば、笑わせるシーンも多く登場。これはお笑い芸人が伝える笑いとはまた違う笑いだと思います。「もしかしたらサブく感じるかも」と思っていたのですが、思わず何度も笑ってしまいました。会場が一体となって笑っていた印象があります。これは彼の才能でしょうね。笑いのセンスもあれば、伝え方のセンスもあると思います。あとは、映画に出てくる数々の謎や問題が、最後になってどんどん繋がっていくのが三谷映画らしいと思いました。良くも悪くも。なんとなく「王様のレストラン」に似た雰囲気がありますね。あのドラマはめちゃくちゃ好きでした。
ただ、なぜか「もう一度観たい」とは全く思いませんでした。なぜでしょう。観て、すっきりして、ハイ終わり。って感じ。「あの場面はどういうことなんやろ?」って見終わってから思うところがあまり無いからかもしれません。
【輪廻】 6点
ベタなホラー映画っちゅうもんを久しく観てなかったんで、なかなか楽しめました。呪い、黒髪の少女、人形、ビデオテープ・・・なんか、ジャパニーズホラーのマニュアルを見ているような気分でした。いい意味で。ラストの方では意外なオチもあり、なかなかよくできた映画ですね。展開がちょっと『シックスセンス』に似てるかも。
純粋に怖さを求めるのであれば、正直それほどでもないです。『リング』の方がやっぱり怖い。さすがに、ベタな怖がらせ方だともう慣れちゃってるんで、衝撃もなければ汗をかくこともありませんでした。ただ、「怖がりたい!」みたいな意気込みで観に来てる客が多く、全然怖くないシーンでもワーキャー言ってました。うるさいっちゅうねん。
あとは、もう少し謎めいたシーンが多ければ良かった。出演者の行動がうまいことストーリーに結びつきすぎていて、リアルさが少しだけ薄れた気がしました。でもまあ、基本的にはおもしろい。優香の演技(特に最後)なんかびっくりした。こんな演技できるんやって思いました。彼女を見る目が少し変わりましたね。やるじゃん。最後に、香里奈が美人すぎて大学でのシーンに入っていけなかった。ちょっと浮きすぎ。あの役はもっとおとなしい感じの人にすればいいと思います。
【江戸川乱歩の黄金仮面 妖精の美女】 5点
映画じゃなくて2時間ドラマですね、これは。ただの推理ドラマかと思いきや、アクションシーンも多くあり、冒険もののような雰囲気さえ漂っています。明智小五郎VSルパンというビッグネーム対決の設定なのに、どうも映像や演出がショボく、笑わせてくれました。天知茂をはじめ、由実かおる、ジェリー伊藤、伊吹吾郎、山本リンダなど、出演者が豪華でそれぞれが素晴らしく輝いています。
さすがに27年も前の作品なので、ツッコミどころ満載。なぜか女性出演者が次々とおっぱいをポロリさせるので、なんか変に笑えた。演技もぎこちない人が多く、伊吹吾郎のカタコト外人役なんかめっちゃ下手。ただ、そんなところもおもしろさの一つとして楽しめます。今のドラマにはない雰囲気がプンプンしていて、何年かに一回は観たいドラマだと思いました。あとは、もっと推理対決の部分をメインにしてほしいですね。ちょっとショボすぎます。最近の映画やドラマに飽きてきた人には、一回だけオススメします。