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玉置浩二の歌で、こんな歌詞がある。

どんな時でも どんなことにでも

人の気持ちになって この心が痛むなら

むだなことだって 言われたって

かまわないから


人の気持ちになって考えることは、本当に重要なこと。自分自身、それができているかはわからないが、それが大切だってことは分かる。世の中には、同じようにそれが分かる人もたくさんいるだろう。しかしその反面、分かっている振りをして、この考えが明らかに分かっていない人もいる。程度に大小はあるが、いままでに私が出会った中ににもそのような類の人物は存在する。小さい行動でも、最終的に自分の利益や地位、評判になると思えることしか行わない。一見、人のためにしているようなことでも、実は自分にとってオイシイと思えることだからやっている。そんな裏側がバレバレな人を見ていると、本当につまらないと感じる。その程度がたとえ小であっても、それは醜い。

今日、昨年に放送された「FNS27時間テレビ」で、番組制作上の倫理違反があったとする意見書が放送倫理・番組向上機構からフジテレビに渡された。

放送されたのは、新潟中越地震の被災者にリンゴを送り続けている東北地方の女性に江原啓之氏が訪ねるというドッキリ企画。彼女は美容院を経営しながら、亡くなった父親から受け継いだりんご園を経営していた。しかし、新潟で地震が起こって以来、彼女はりんご園の経営をやめ、被災地などに無償でリンゴ送るようになった。放送では、その無償提供が原因で費用がふくらみ、本業の美容院の経営も厳しい状況になっているという内容だった。そこに江原氏がドッキリで訪れ、亡き父のメッセージとして「お前は間違っている。リンゴを送る前に、まず本業である美容院をしっかりやれ。」という意味の言葉を投げかけたのである。

このような内容の企画はまあ普通にあり得るものなのだが、問題は、事実と違っていたこと。彼女の美容院は経営難でも何でもなく、彼女は「リンゴを送ること」と「美容院の経営」のバランスには何も悩んでいなかったという。それなのに、江原氏から「間違っている」というような言葉を“父からの言葉”として受けたので、彼女は大きなショックを受けた。良かれと思って行っていたボランティアを、天国の父が反対するという事実。これは、天国の父からのメッセージを押しつけるべく、番組が都合のよい状況を勝手に作り出したと言える。視聴率欲しさに細工をし、何の罪もない善人を傷つけたのである。

テレビ局がこのような“ヤラせ”を行うことはもはや驚きでも何でもないが、問題は何の罪もない善人を傷つけたこと。メディアは真実を伝えるのが仕事。ジャーナリズム的に言えば、良き事実には賞賛し、悪事を批判すべきである代表的な存在。視聴率=広告費=自社、それを最優先し、人の気持ちになって考えることができないテレビ局なんて、自己中心的で何よりも価値のない存在である。

自分の利益を優先するよりも、心から人の気持ちになって行動する方が、回り回ってよっぽど自分の利益になる。なのに、なぜそれがわからないのか。そんな行動なんて、みんなすぐ気づくものである。
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2008.01.21 | 世の中 | トラックバック(0) | コメント(0) |

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