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 すべての武器を楽器に。
 すべての基地を花園に。
 すべての人の心に花を。
 戦争よりも祭りを。


喜納昌吉さんからのメッセージ。それは「戦争をなくそう」「平和な世の中をつくろう」だけじゃなく、なにか新しい幸せを創造しようというクリエイティブな意味も込められていた。私が出会った沖縄は、ときに楽しく、ときに悲しくあった。それは、自分にとってなにか新しい“幸せ”をもたらしてくれるような気がした。

石垣島から竹富島へ──。その島には、木造赤瓦の民家と白砂を敷詰めた道という沖縄古来の姿があった。青い海、星砂の浜、生い茂る木。赤瓦にはシーサーがこっちを向いてウインクし、道には牛車がのろのろと旅行客を案内する。沖縄には数々の離島が存在するが、この竹富島はまたひと味違う。沖縄の“幸せ“がびっしり詰まった、まさに楽園といえる島。

その後石垣島を満喫した私は、いちど大阪に戻り、次の日から沖縄本島へ。そこで沖縄の“悲しみ”を垣間見た。私が訪れた本島中部の北谷という町は、全面積の半分を米軍関連施設が占める。そこはもはや沖縄でもなければ日本でもない、紛れもないアメリカが存在していた。アメリカンビレッジにはタコス店やステーキハウスが並び、米ドルでの広告が掲げられる。白人や黒人が、当たり前のように街を歩いていた。

敗戦でアメリカに占領された影響がこの街にはいまも多く残っている。しかし、北谷で見かける日本人の顔は笑っていた。観光スポットにするため「アメリカンビレッジ」という名をつけ、旅行客を呼び込もうとする北谷町。なにか、戦争の悲しみをグッとこらえ、現実を受け止め、無理にでも気持ちを切り替えようとしている姿に見えてならなかった。

北谷を後にし、私は恩納村にある『琉球村』という場所に向かった。琉球村は沖縄の文化・芸能・自然を体感できるテーマパーク。そこで私は一人のおばあさん(沖縄では「おばぁ」と呼ぶ)に出会った。そのおばぁは琉球村で働いていた。87歳だという。おじぃの弾く三線に合わせて琉球舞踊を踊り、踊ったあとは沖縄茶をお客さんに売る。試飲サービスもあり、かなりの忙しさに見える。それでもおばぁは疲れも見せず、一生懸命働いていた。私が近づくと、おばぁは笑顔で私に話しかけ、一杯のお茶を差し出した。カメラを向けると、ニッコリ笑ってレンズを見た。この笑顔の向こうには、戦争の悲しみが大きく存在するのだろう。北谷のような沖縄の別の顔を、悲しみをこらえて受け止め、いつの日か懐かしい沖縄の姿に戻れるよう、懸命に努力しているのだろう。

その夜、私は国際通りにある「チャクラ」というライブハウスで、あの伝説のバンド・喜納昌吉&チャンプルーズのライブを観た。『花~すべての人の心に花を~』という彼らの代表作を生で聴き、私は琉球村で出会ったおばぁの笑顔を思い出した。あのおばぁも戦争なんて願っていない。アメリカに囲まれたこの島を、沖縄の真の姿とは思いたくない。そんな悲しみをこらえる苦痛を、味わわせたのは戦争である。

アメリカが悪い、ナチスが悪い、だけじゃなく、戦争は全世界の責任。いつの日か、すべての人の心に花が咲けば、武器を楽器に変え、祭りが始まる。喜納昌吉さんは、いや沖縄は、そんなメッセージを私たちに送っているようだった。

2007.05.08 | 世の中 | トラックバック(0) | コメント(2) |

私も昔沖縄本島を旅した時、それからアジアの国を訪れた時、同じようなことを思いました。
戦争を起こしたのも人間なら、それを乗り越えようとするのも同じ人間。
私が出会った人たちも、歌を歌って踊りながらその現実を淡々と受け入れていました。
音楽って一見なくても生きていけるようで、絶対そうじゃないよね。あの三線を習ったカフェのノートに「音楽のある暮らしをしていきたい」って書きました♪

2007.05.08 21:03 URL | chidu #- [ 編集 ]

>chiduさん
そうですね、やっぱ、戦争の爪痕が残っている場所へ行くと、同じように思います。そういう意味でも、学生のころの「社会見学」とか「修学旅行」は大事なんですね。ちなみに僕は小学生の修学旅行で広島に行きました。

僕も、音楽のある生活は絶対必要やと思います。歌の歌詞って、一見“キレイ事”みたいに感じる言葉が多くあるじゃないですか。でもああいう言葉って、けっこう大切な言葉やと思うんです。だから、なんか、音楽が正しい道へ案内してくれるっちゅうか、、、極端な言い方ですけどそんな感じっす。音楽を聞きながら、いろいろ考え事をして、そしてそれをふくらましていくのが好きです。

ちなみに、三線買いました!安物ですが・・・。

2007.05.09 11:48 URL | エツ #- [ 編集 ]












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