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堤義明氏が逮捕された。彼を見ていると僕は必ずある人物を思い浮かべる。西武グループという“王国”のドンであり、独裁者。楯突く者は片っ端から排除し、誰にも意見を言わせない。まさに“裸の王様”。そう、あの独裁国家「北朝鮮」のトップである金正日総書記である。

一見、親の七光りのような二人だが、実際は相当な実力者である。両者ともライバルを蹴散らし、のし上がっていった。そういう部分や、父親を神格化している姿など、リンクしている部分は数多い。そして何より似ている部分が、「ワンマン」なところだ。

堤氏の言うことは誰もが反論できず、トップでありながら現場に口を出すこともある。私の考える「良い企業」とは、分業が鮮明で、現場は現場のわかる人間に任せる企業である。一昨年、18年ぶりに優勝した阪神タイガースの星野前監督は、技術的な部分からスタメン、投手のローテーションまで現場のコーチに任せていた。自身は監督としての仕事のみを行い、業務の分業化を完全に確立していた。これは優勝の要因の一つだと僕は思う。堤氏は現場に一番遠い位置にいる人間。それが現場に口を出す。たとえその内容が間違っていても、現場は反論できない。絵に描いたような悪循環である。株の名義偽装の問題も、幹部がわかっていながら誰も忠告できなかった。それは彼がグループ内に生み出した環境がそうさせたのだろう。

これを金正日に当てはめてみても同じで、彼やその父親の愚劣な性格が生み出した独裁国家を、改善方向に導くことができる周囲の人間がいない。金正日が聞く耳を持たないのではなく、彼に対して意見できる人間がいないのだ。それは彼が生み出した環境がそうさせている。その結果が国際的孤立、飢餓、脱北者、幹部の失脚などの惨状。いつか彼も、堤氏のように終幕を迎えることだろう。

人生の醍醐味というのは、様々な人と出会い、様々な思想と出会うことだと思う。そこで自分の考えがより研ぎ澄まされていく。それが「成長」であり「楽しさ」でもある。「ワンマン」人間とは、そのチャンスを自ら手放した愚か者だ。むしろ思想が浸透している分、胡散臭い宗教家の方がある種意味のある世界を築いているのではないだろうか。

2005.03.03 | 世の中 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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