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小よく大を制すという言葉は、小さな人が大きな人を倒した、という事実を説いているものではない。わずかな可能性を頼りに、不可能だと思われることに立ち向かっていく勇気を伝えているんだ」

今日の女子バレーボール2005ワールドグランプリ。
日本VSキューバの試合をテレビで見ていると、ある人のその言葉をふと思い出した。

「技のデパート」の異名をとり、数々の巨漢力士と名勝負を演じてきた元小結・舞の海関の言葉である。自分より2倍も3倍も体重のある力士に対し、臆することなく勇敢に立ち向かった超小兵力士だ。特に小錦関との戦いは有名で、時には立ち合いに変化し、時には懐にもぐりこみ戦った。大相撲ファンのみならず、多くの人がその戦いぶりに注目し、応援した。

日本人の国民性には判官びいきの一面がある。
弱い者に心を傾け、悲劇のヒーローに美しさを感じる。「敗者復活戦」なんてルールは、日本人のためにあると言っても過言ではないだろう。その国民性の背景には様々な説がある。大変革期の厳しい競争の中で、敗れたことによる劣等感などのマイナス感情が具現化したという説や、極小の島国で小柄な民族という自国・自国民に対するコンプレックスからきたという説など。もちろんその国民性も一種の文化であり、否定する気はさらさらない。それが日本のスポーツを、ある意味ドラマティックに盛り上げたことも揺るぎない事実であるからだ。「小よく大を制す」「柔よく剛を制す」という言葉は、まさにその国民性から生まれた言葉なのである。

柳本ジャパンの平均身長は約176cm。キューバはそれより10cm以上高い。バレーボールという競技は高さが絶対的要素であり、平均身長が10cm以上開いている時点で正攻法では立ち向かえない。単純に考えると、勝敗は目に見えている。私自身も中学時代にバレーボールをしていたのだが、当時は身長が低く、アタック練習すらロクにさせてもらえない。サーブとレシーブ専門で、レギュラーにはなれなかった。そんな経験からも、今日の試合に日本が勝つのは難しいと感じていた。しかし蓋を開けてみると、日本はまさに「小よく大を制す」。堪え忍ぶようにキューバのアタックを拾い続け、攻撃は相手のブロックを利用してブロックアウトを狙った。それはまるで舞の海が小錦に立ち向かうようで、頭で考え、技で勝負した。接戦の末惜しくも勝つことはできなかったが、その戦いぶりは「これぞニッポン!」を思わせた。

知将・野村克也監督は「弱者を強者に変える」ではなく、「弱者が強者に勝つ」をモットーに、見事に弱小・ヤクルトスワローズを優勝に導き、プロ野球界に革命を起こした。舞の海氏の言う「わずかな可能性を頼りに、不可能だと思われることに立ち向かっていく勇気を伝える」ことを実践したひとりである。判官びいきな日本人を惹きつけるには、野村監督や舞の海関、そして柳本ジャパンのように「小よく大を制す」の姿勢が必要なのだ。

でないと、低迷するどこかのプロ野球チームのようになってしまう。

2005.07.17 | スポーツ | トラックバック(2) | コメント(6) |

四国アイランドリーグを観戦してきました。

58年ぶりの独立リーグ誕生。しかも、今までプロ野球チームが存在しなかった四国での開催。地域文化に根付いたリーグ作りを目指すこともあって、四国のみならず日本全国から大きな期待が寄せられています。

暗黒の時代が訪れている日本プロ野球界にとって、このリーグは地域密着のお手本のような存在になってくれる。そう思うファンも少なくないはずです。西武・ダイエーで活躍した石毛宏典氏が仕掛け人であることも話題性を高めており、開幕までは新聞各紙・雑誌が特集を組むなど、盛り上がり度は上々でした。

しかし、4月29日のリーグ開幕以来、あまりメディアに取り上げられなくなった気がします。たまたま僕はこの5~6月、仕事で四国(香川・徳島)を回っていたので、実際に地元の盛り上がり具合を確認してきました。しかし、地元民との会話にも、車で通る街並みにも、四国アイランドリーグの“し”の字すらありません。う~ん・・・、これは何故だろう?その真相を確かめるべく、僕は実際に球場へ足を運びました。もちろん、仕事外が終わってから。

その日は平日で16:00プレイボール。鳴門総合運動公園野球場での徳島インディゴソックスVS香川オリーブガイナーズ戦でした。お客さんの入りは500人強。僕は仕事を終えてから球場に入ったので、5回くらいからの試合観戦になりました。試合は接戦。最後は徳島が相手のワイルドピッチでサヨナラ勝ちを収め、見事5連勝を飾りました。シーソーゲームということもあって、ファンはなかなかの盛り上がり。ファンサービスも努力している感があり、日本プロ野球とはまた違った楽しさがありました。

・・・・しかし改善点は多い
僕は実際に観戦して、改善点の多さを感じました。何をするにも、初年度はめちゃめちゃ大事なんですよ。感じた改善点は次の7点。もし関係者がこれをご覧になったていら、ぜひとも実行して頂きたい。僕は心からそう思っています。

一、地元出身選手を増やせ!
いや~少ない。地元出身者のみならず、四国出身者自体が少ない。四国は野球王国ですよ。高校野球で言っても松山商業、済美、明徳義塾、尽誠学園、高松商、徳島商・・・強豪揃いじゃないですか。それなのに、四国出身者の割合は4チーム合計でたったの13%!選手全95人中12人しかいないんです。だからと言って全国のレベルの高い選手を集めている感じもしない。見に行った試合はエラーやミスだらけ。特に守備が悪い。得点シーンはほとんどがエラーがらみでした。こんな調子ならファンは離れていきますよ。“おらがチーム”を感じられることがこのリーグの醍醐味でしょう。どうせレベルが高くないのなら、地元選手が多い方が間違いなく盛り上がりますよ。全国の野球選手の受け皿ということもよく分かりますが、リーグ存続のためにはまず「盛り上がり」を最優先しましょう。少しくらい下手クソでも、地元選手だったらファンも気合い入れて応援します。今からでもいいから地元選手を集めましょう。もちろん、監督とコーチも同様。当然でしょ。

二、入場料を安くしろ!
大人は内外野自由席で1,000円。小・中学生の当日券は500円。初年度ということを考えると、もう少しだけ安くしてはいかがだろうか?確かに、「プロ野球」と言いながらも選手の給料は激安。一律12万円らしいです。入場料を下げたくない気持ちもよく分かります。でも長期的な視野で考えると、まずはファンの獲得が優先でしょう。できるだけたくさんの人に見てもらわないと。開幕から観客動員は良好らしいのですが、物珍しさという見方もあります。とりあえず初年度はファン獲得のために、大人700円、小・中学生300円くらいにしましょうよ。親子で1,000円ポッキリ。売りやすいじゃないですか。

三、平日はナイターにせよ!
僕が見に行った試合は、平日なのに16:00プレイボール。会社のある人間は観に行けない・・・。結局、これも原因はおカネなんです。ナイターは照明代がかかりますからね。でも、さっきの提案と同じで、初年度はファン獲得を考えましょう。経営者は血を流しましょう。その日を18:00プレイボールにしていたら、確実に観客は増えたでしょう。恐らく1,000人弱くらいにはなったんじゃないでしょうか。プロ野球なんだからケチ臭いこと言わず、ファン主体で物事を考えてください。そしてその前に、高知の球場にナイター設備を整えてやれ!

四、新しい応援スタイルを目指せ!
なんかねえ・・・、両チームとも、名前を連呼して「かっ飛ばせー」っていうスタイルなんです。せっかく58年ぶりに誕生した新プロ野球リーグなんですから、新しいことをしないと。徳島のファンで、「阿波踊り」をモチーフにした応援をたまにやっていました。あ、オモロイやん、って思いました。そういう応援でもいいんです。逆に楽天みたいに「鳴り物なし」の応援でもいいと思います。メガホン叩いて「かっ飛ばせー」って・・・ネタが何もなかったみたいじゃなですか。ファンも考えないと。野球と言えば「メガホン」と「かっ飛ばせー」という固定観念があるんでしょうね。まずそれを捨てるべきです。「意地でも日本プロ野球の真似はしない!」くらいの意気込みが欲しい。テレビで巨人戦を観てる人を振り向かせるには、「こっちは応援も違うぜ」ってトコを見せつけないと。特に日本の野球は、応援が醍醐味(良く言えば)なんですから。

五、チームを特集したフリーペーパーを創刊せよ!
こんなん創ったらオモロイんちゃいますか。地元企業から広告費もらって、選手や監督、コーチの特集をやる。『○○選手はプロ野球とコンビニバイトの「二足のわらじ」を履いていた!』とか、『○○監督の大好物!試合前はいつもこの店!』とか。インタビューとかいれつつね。こんな特集をやると、選手とファンの距離は絶対に近くなります。フリーペーパーだからかなりの部数を配れるでしょうし。もちろん、各県でそれぞれ創って配る。それによって4県で競争が起こり、競争意識が高まります。応援にもより熱が入ることでしょう。初年度で地元の注目度が高い今年がチャンスです!ぜひぜひ実現を!

六、選手名鑑でカネを取るな!
球場内で売っていましたが、・・・500円。カネ取るんかぃ~!って思いました。観戦に選手名鑑は必需品ですので、500円でも「買おっかな~」って思います。でも何回も言いますが、今年はリーグ初年度です。球団や経営者は、カネを払ってでもファンに選手の名前と顔を覚えてもらいたいはずです。こんな良い紙使わなくてもいいし、モノクロでもいいんです。全てはファンを呼ぶため。今年は無料で配りましょう!

七、石毛社長はブログを更新しろ!
四国アイランドリーグの公式ホームページ。「石毛社長のメッセージ」という題で、ブログが開設されました。開幕前の4月19日、「近日公開  ブログの公開をお楽しみに。」 という内容以来、全く更新されていません。忙しいのは分かりますが、ホリエモンでも更新してるんです。数行のメッセージくらい、すぐ書けるでしょ。自分がしゃべった言葉を誰かに書かせればいいんです。「ブログを始める」と言ったからには、何としてでも始めていただきたい。トップがそんないい加減なら、ファンも選手もテンション下がるんです。逆に石毛社長が、毎日のようにブログを更新すると、ファンとの距離も近づきますし、「忙しいのにファンのために頑張ってはるわ~」とファンの心をと掴むことができます。今か今かと楽しみにしているファンも多いでしょう。たかがブログと思うかも知れませんが、これはデカいですよ。トップの姿勢として受け止められますから。速やかに更新しなさい。

以上、四国アイランドリーグへの提言でした。
これを全て実行に移せば、必ず成功します。断言します。
関係者の皆様、宜しくお願いします。

2005.07.09 | スポーツ | トラックバック(2) | コメント(5) |

前回は「美しい女性」をテーマに取り上げました。
「美しさ」とは人間だけでなく、物や風景、場面などにも当てはまります。
そしてその「美しさ」は、時に何らかの力によって汚されることがあります。

景観特区」というものをご存じでしょうか。
美しい街並みを守り続けるため、その街の景観を損なう原因になる屋外広告物を撤去することができる地域のことです。屋外広告物とは立て看板や旗、張り紙などのこと。情緒あふれる美しい街並みに、不動産や風俗、ヤミ金融などの張り紙があるのはどう考えてもミスマッチです。せっかくの美しい街がこの広告によって汚く見えてしまいます。奈良県奈良市、岐阜県岐阜市、岡山県倉敷市がその地域に認定されおり、まだまだ先は長いようですが、美しい街並み景観を維持するための努力が続けられています。

その「景観特区」なるものを、是非とも別のジャンルに活用して頂きたいと僕は切に願っています。それは、プロスポーツ界におけるユニフォームです。

現在、日本では野球やサッカー、バレーなど様々なプロスポーツが行われています。最高レベルの技術やパワーを披露するその舞台は美しく、輝いて見えます。しかし近年、その美しい舞台を演出する選手には、全く関係のない企業のロゴや名称を体中にペタペタ貼られている状態。球団はテレビに映りやすい場所(ユニフォームのど真ん中やヘルメットの横など)に広告を載せ、「スポンサー」という企業から多額な広告料を貰っています。美しい舞台や歴史的なシーンに、チーム名とは全く違う企業名がドーンと入り込んでくると、見ている方の気分は冷めます。興奮するシーンも萎えてしまいます。

例えば、浦和レッズの闘莉王が歴史に残る素晴らしいディフェンスをしても、胸には「vodafone」のマークがあり、パンツには「SEGA」のロゴが入っています。広島カープの前田智徳が天才的なバットコントロールを魅せても、ヘルメットには「新型プレマシー」という車の広告があるのです。これでは美しいシーンも台無し。「結局はカネか」という思いになってしまいます。昭和34年、長嶋茂雄氏の最高のプレーである「天覧試合でのサヨナラホームラン」の際、もしヘルメットに「新型プレマシー」の広告があり、パンツに「SEGA」のロゴがあったら、感動は少なからず薄れていたことでしょう。

余談ですが、2003年の横浜ベイスターズのヘルメット広告は、なんと「世界陸上」だったんですよ。いくらTBSが親会社だからといって、プロ野球の試合で陸上の宣伝をするのはアホとしか言いようがありませんね。

「景観特区」を是非ともプロスポーツ界に応用し、カネのイメージがプンプン臭うユニフォームを美しくして頂きたい。選手は広告代理人でも広告媒体でもなく、美しいシーンを魅せ観客を喜ばせる人間なんです。何としてでも収入を得ようとする球団の姿勢は大事ですが、歯止めがかからなくなってしまうと怖い気がします。特にプロ野球で言えば、年俸にカネを使いすぎているからこういうことになるんです。現在の支出をできる限り見直し、入場料での収入を最優先に考えるべきです。現在のスポーツ産業ですぐにこの「景観特区」を導入するのは難しいでしょうが、この広告を「当たり前のもの」と考えるのではなく、「経営を凌ぐ一時的な策」と認識して頂きたい。ユニフォームの美しさがどれほど重要かを、僕は球団に分かってほしい。より美しいシーンをファンは見たいのです。

少しでも球団経営に貢献し「景観特区」を実現してもらうため、
今週も球場に足を運ぼうと思います。

2005.05.31 | スポーツ | トラックバック(1) | コメント(0) |

もうすぐ4月。今、学生は春休みの時期です。宿題もあまり出ないこの春休みは、短いとはいえ最も気楽に過ごせる休暇でした。対照的に、長期休暇で大量の宿題がでる夏休み。僕はいつも、夏休みの前半は友達の様子を窺いながら結局ぜんぜんせず、後半になってから尻に火がついたように処理するといったパターンでした。時には親に手伝ってもらうこともあり、間に合うかどうか毎年ハラハラしたもんです。

ある企業のアンケートで、約2,500人(性別・年齢問わず)に「あなたは夏休みの宿題をいつ頃までに(どのペースで)片付けていましたか?」という質問をしたところ、全体の半数近くの1,130人が「最終日ギリギリまでかかった」と答えています。日本人にそういう気質があるのでしょうか。それとも万国共通なのか。定かではありません。

今日行われた日本vsバーレーン戦。
観ていて僕は、日本代表選手にも同じ気質があるのかと感じました。初戦の北朝鮮戦、そして今日のバーレーン戦。勝った両試合とも「夏休みの宿題」的試合であったように思えます。格下の相手であるのに前半は攻めきれず、後半になってやっと攻め出す。そして何とか点を取り、辛勝。両試合とも最後までハラハラする試合でした。もちろんやっている選手たちは、前半を怠けているつもりはないでしょうが、緊張からか弱気で様子見の姿勢が強い気がしました。そして今日なんて、試合を決めたのは相手チームのオウンゴール。僕は、夏休みの宿題を自分の力だけでは処理できずに、親に手伝ってもらう姿を思い出しました。

ただ今回は、結果が全ての最終予選。僕は親に手伝ってもらおうがギリギリまでかかろうが、新学期には達成感のある満足顔で登校していました。日本代表も、内容はどうであれ、勝ったことを素直に喜べば良いのです。マスコミには「このままではドイツ行きが危ない」と言われるでしょうが、小学生のようなプラス思考でこの先戦っていって欲しい。

2005.03.30 | スポーツ | トラックバック(0) | コメント(0) |

2005年のプロ野球がついに開幕します。一昨日、先陣を切ってパリーグが開幕。開幕戦は個人的に素晴らしい3試合だったと思います。思えば、近鉄の消滅、オリックスとの合併、1リーグ制への移行、選手会スト、ライブドアVS楽天など、グラウンド外での話題が尽きなかった昨シーズン~オフでした。それが今年、無事に開幕を迎えられて何か信じられない気持ちでいます。昨年あった一連の流れから、今シーズンは楽天やオリックス、ソフトバンクが注目されるのは間違いないでしょう。僕個人的には、次の3点に注目しています。

(1)飛ばないボールの使用
(2)交流戦の実施
(3)各球団のファンサービス


一昨年くらいから、僕は(1)を実施すべきだと思っていました。数年前までは3割打者は一流の証。打撃ベストテンの上位7~9人くらいが3割打者で、3割は言わば、「選ばれし者」のような扱いでした。それが最近では、少し調子が良かっただけで3割や20本塁打を達成しています。昨年でいえば、セリーグでは3割打者がなんと20人。パリーグでも15人います。当然その分、投手の成績は全体的に低下傾向。いまや、完全なる「打高投低」の時代です。

だから何が悪い、と思う人もいるかもしれませんが、これは悪いことです。簡単に言いますと野球の醍醐味は投手戦なんです。そして、緊迫した投手戦が野球のレベルを上げると言っても過言ではありません。それは一昨日のパリーグ開幕戦を観ても明らかです。投手戦になるとワンプレーで流れが変わり、一つ一つの細かいミスが命取りになる。一つのフォアボールや一つの盗塁、一つのストライクで試合が動くのです。すると選手ももちろん細かいプレーを大事にし、細かい技術を磨いていきます。レベルの向上はこういう試合から生まれていくのです。また観客も、一球ごとにツバを飲み、集中します。その緊迫した雰囲気こそ、スポーツの素晴らしき瞬間だと思います。打撃戦が悪いとは全く思いません。しかしここ数年は打撃戦が多すぎて、試合の緊迫感が緩い気がしていました。試合時間も長くなり、集中力が切れます。これは野球人気の低下にも繋がりかねません。以上の理由から、僕は(1)に注目しています。これで打高投低は少なからず解消され、きっと今のプロ野球における“つまらなさ”を解消してくれるであろうと思います。

(2)に関しては特に言うこともないのですが、(3)に関しては言いたいことがあります。昨年の件以来、選手や球団は思い出したようにファンサービスをしています。まあそれはいいとして、今年からなされている様々なファンサービスの中に、球場内の「エキサイトシート」「フィールドシート」なるものの導入があります。これはお客さんに、よりグラウンドに近い位置で野球を楽しんでもらおうという意図の元に設置された席です。目の前にネットがなく、選手と同じ目線で、しかも近い位置で観戦できます。東京ドームやフルキャストスタジアム、札幌ドームやスカイマークスタジアムなどで導入されており、この導入に関しては僕も賛成です。

ところが、肝心の値段は外野席のなんと約3倍。これは高すぎます。これでは座れる客は一部に限られてしまいます。各球団はまだ目先のことしか考えていないんですね。球の速さや選手の迫力など、本質的な野球を楽しむならば、外野席よりもネット裏やエキサイトシートが絶対に適しています。本質的なファンが減っている状況なのは昨年目に見えて感じたはずなのに、球団はまだ目先のお金に目がくらんでいるんです。外野席でのうるさい応援が合わない人が行き着く先は、このままではやっぱりテレビ中継になってしまいます。そして、この値段で気軽に親子で見に来られるでしょうか。野球をするかサッカーをするか迷っている子供にとっては、球場での印象はデカいですよ。握手会やサイン会もいいですけど、そういう意味での“本質的なファンサービス”を、もっと球団は考えていくべきです。

2005.03.28 | スポーツ | トラックバック(1) | コメント(2) |

プロ野球がキャンプインしました。
昨年の球団合併、1リーグ改革案、ストライキなどを思い出せば、よくぞ無事に、野球界の正月を迎えることができたなあと思います。今年は日本プロ野球を正しい方向に向けるための、新たな問題定義がなされるでしょう。

現在、日本プロ野球界で未だ契約していない選手は3人。中村紀洋選手、井川慶投手、上原浩治投手です。中村選手は近日中にドジャースと契約するので、実質は2人です。この選手たちの共通点は、「ポスティングシステム」という制度を使ってのメジャー移籍を希望している、というところです。

僕は彼らの希望や行動は当然だと思います。と言っても、ポスティングでのメジャー移籍に賛成しているわけではありません。ポスティングシステムがある以上ワガママになるのは当然である、と思っているだけで、そのポスティングシステム自体については大反対です。こんなボケカスな制度はない、と言い切っていいでしょう。

何故かをご説明します。そもそもポスティングシステムとは、球団の保有選手が「メジャー行きたいねん」と球団に言って、球団が「しゃーないな、エエやろ」と言った時に使用できるシステムなんです。
しかし考えてみると、球界にはFA制度というものがあります。選手が「メジャー行きたいねん」と言った時、球団は「あと5年待ったらFA権を持てるねんから、それまで待てや」と言えば済む話です。

FAとは「何年か頑張った選手は自由に移籍先を探せる」という制度であり、メジャーに行きたい選手はこの権利を目指して日本で頑張ったらいいんです。ポスティングなんかがあるから、選手は「FAまでにメジャー行けるんちゃう?」という考えになるんです。選手会は「自由にチームを選択させろ」みたいなことを言い続けてきましたが、FAだけでなく、日本球界ではドラフトでの逆指名という制度があり、高校生でなら「巨人以外なら社会人」みたいな、実質的逆指名(?)もあります。

ここまで自由に球団を選べる制度がある状況で、ポスティングなんて必要か?ポスティングシステムは選手をワガママにするだけの制度だと思います。

球団側にも問題があります。
契約更改をスムーズに行うため、または入団してもらいやすくするため、交渉の時に条件付きで「FAまでにメジャー行かせてあげる」という密約をしているケースがあります。ポスティングシステムが導入されたのも、この背景があるのでしょう。そういった根本の問題点を追求していくと、ドラフトの完全ウェーバーとか代理人問題とかいう話になってきます。
この件もいつか書きます。

もっと言いたいことはありますが、長いと誰も読んでくれないので、ここらで結論に入ります。
結論として、この問題を良い方向にもっていくためには

1,ポスティングシステムの撤廃
2,FA件取得年数を6年くらいに短縮
3,レンタル移籍制度の導入


が良いと思います。3番はいろいろと議論が必要だとは思いますが。

2005.02.03 | スポーツ | トラックバック(0) | コメント(0) |

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